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マゾヒズム文学の世界

谷崎潤一郎・沼正三を中心にマゾヒズム文学の世界を紹介します。

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3月11日

3月11日
私は今陶酔している。
美しい。
美しすぎる。
地上に舞い降りた神々の宴を天上から見下ろしている気分だ。

平野を悠然と闊歩するポセイドン。
堤防はさながら框のよう。
そこは街だったのか。
漆黒の褥で睦みあうアポロンとアルテミス。

宴よ、3月11日。
私は今陶酔している。

摂氏1500度
「ねえみてキレー。」
「いいのかよ。旦那と息子が中にいるかも知れないんだろ。」
「いーの。あなたといるときに家のこと考えたくない。そうだ、ねぇ、乾杯しよ。ルームサービスでワイン頼んでさ。」
「いいね。なんか思い出すなー。学生の頃のキャンプ。」
「くすっ。夫と息子が私への最後のご奉仕として、あなたを喜ばせるキャンプファイアーの燃料になってくれたのかしら。」

焦土
いいの。テレビ消さないで。日本が滅茶苦茶になるの見ながらあなたに犯されたい。

巨人と囚人
大方の神々が去った。
すると、昂ぶった神々の前になすすべもなく蹂躙されていた灰色の巨人が、早くものろのろと動き出した。
知っていたさ。
彼は不死身だ。
巨人は生傷を残したまま、また囚人たちを睨みつける。
彼の支配から自由になったかのように錯覚し、うかれていた囚人たちを。
まだ去ろうとしないウラノスとハデスにわずかな期待をかけている囚人たちを。
しかたなく私もまた彼の後をついていく。
日常という灰色の巨人。

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コメント

白乃さんのマゾヒズムに対する研究・理解、とっても素晴らしいと思います。谷崎文学を最近調べているのですが、とても参考になります。

三月十一日は今でも忘れられません。街がぐちゃぐちゃに壊されていく様子は眼を見張るものでした。映像であるのに、ただただ呆然とするほかなく、自分が真っ黒に犯されていくような感覚を味わったのを覚えています。

三嶋さん

コメントありがとうございます!
大変励みになります。

3月11日当日に書いておいた詩を再構成して掲載してみました。
本当に美しい光景でしたね。

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